家づくり新築住宅
2025/06/27
「流行り」に流されない家づくり。5年後も後悔しないために考えておきたいこと
# 【新築】高性能住宅の思わぬ落とし穴とは?9割の方が勘違いする「住み方の注意点」
こんにちは。スマトチ(スヴァーリヒュース株式会社)の小倉です。
断熱性・気密性に優れた「超高性能住宅」が注目を集める中で、
実は**住み方を間違えると逆に快適性を損なってしまうケース**もあることをご存じでしょうか?
今回は、実際のお客様の事例も交えながら、**高性能住宅ならではの注意点や対策方法**をご紹介します。
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## 1. 換気口を閉じるとカビ・臭い・健康被害の原因に
高気密住宅では、**計画換気**が極めて重要です。
あるご家庭では、冬の寒さ対策として第3種換気の吸気口を閉じたまま春を迎えてしまい、家中にカビが発生。
ご家族全員が咳き込むようになり、原因究明の結果「換気不足」が判明しました。
**高性能住宅では自然換気が起こらないため、機械換気に頼る構造です。**
吸気口を閉じてしまうと空気の入れ替えができず、湿気や汚れた空気が滞留してしまいます。
### 対策ポイント
* 吸気口は**絶対に閉じない**こと
* フィルターは年1回程度の**洗浄、交換**を推奨
* 換気システム本体の**定期点検**も忘れずに
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## 2. エアコンの連続運転が基本。でも戸惑う声も…
超高性能住宅では、**エアコンを1年中つけっぱなしにすることで快適性を保つ**設計になっています。
しかしお客様の中には、
> 「春や秋の気持ちいい時期くらいは窓を開けたい」
> という声も多く寄せられます。
確かに、外気を取り込めば気分転換になりますが、ホコリや花粉が入って掃除の手間が増えるというデメリットもあります。
どちらを選ぶかはライフスタイル次第ですが、**高性能住宅の快適性を最大限に活かすには窓を開けない運用が理想的**です。
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## 3. 外の音が聞こえない!? 断熱性と防音性の“副作用”
超高性能住宅では、トリプルガラスや高断熱の壁により、防音性も非常に高くなります。
その結果、
> 「昨日の嵐、すごかったですね」とご近所で話題になっても、全く気づかなかった
> というような「世間とのズレ」を感じることもあるようです。
もちろん、これは快適性の証でもありますが、**外の気配が分かりづらくなる**点も知っておくと良いでしょう。
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## 4. 海外との比較:スウェーデンに学ぶ住宅の基準
当社代表・小倉が学んだスウェーデンでは、**1980年代から住宅性能基準の強化**が始まっており、
現在では「年間のエネルギー消費量を地域ごとに制限」する法制度が整っています。
日本ではまだ導入されていませんが、今後は同様の動きが加速すると予想されます。
またスウェーデンでは、「新築住宅が最も安く、築年数が経つほど価値が上がる」という考え方も一般的です。
これに対し、日本では「新築=高価」という固定観念が根強いため、**今後の価値観の変化にも注目です。**
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## まとめ:高性能住宅には「正しい住まい方」が必要です
超高性能住宅は、断熱性・気密性に優れた素晴らしい住まいです。
しかし、その快適さを持続させるためには以下のポイントが重要です。
### ✅ 住まい方のポイント
* 換気口は絶対に閉じない
* フィルターや換気システムは定期的にメンテナンス
* 窓の開閉は季節や生活スタイルに応じて選択
* 外の音が聞こえづらくなるため、防犯意識も忘れずに
* 住宅性能と住み方をセットで考える
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スマトチでは、**高性能住宅の設計・施工だけでなく、住み方のアドバイスも重視**しています。
「快適で健康な暮らし」を実現するために、これから家づくりをお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。
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ご希望があれば、**スマトチモデルハウスで実際の空気感や室温も体感**いただけます。
「百聞は一見に如かず」ですので、ぜひご来場ください。