2025/06/16
【太陽光パネルは無駄?】10年後の売電終了後、選ばれる“新しい選択肢”とは?
太陽光発電の「固定買取制度」がスタートして以来、多くの家庭が新築時に太陽光パネルを設置するようになりました。しかし、ここにひとつ大きな落とし穴があります。
それが、売電価格の保証が「10年間」しかないという事実。
山梨で家づくりを検討中の方にとっても、これは無視できない問題です。
10年後、売電価格は大幅に下がり、「売るより自家消費の方が得」という時代へ突入します。今回は、その対策として注目されている「V2H(Vehicle to Home)」という仕組みをご紹介します。
10年後に訪れる“売る電気の価値が下がる”時代
太陽光パネルで発電した電気のうち、使いきれなかった余剰分は電力会社に売ることができます。この売電価格は、設置から10年間は一定額で保証される「固定買取制度」の対象となります。
しかし、その固定期間が終わると、買取価格は8円前後まで激減。
例えば、以前は月2万円ほどの売電収入があったのに、10年後には7,000円程度になってしまうケースも。山梨の新築住宅でも同様の問題が今後増えていきます。
注目される“リーフ+V2H”という選択肢
「売っても儲からないなら、自分で使えばいい」そこで注目されているのが、電気自動車(日産リーフ)とV2Hの組み合わせです。V2H(Vehicle to Home)は、車にためた電気を家庭へ供給する仕組みで、夜間の電気を太陽光+リーフでまかなえるようになります。リーフの大容量バッテリー(約70kWh)は、一般家庭の電力を約2日分まかなえるとも言われており、停電時の備えとしても非常に心強い存在です。太陽光+電気自動車で「オフグリッド生活」も現実に太陽光発電で昼間に充電した電気を、夜はリーフから家へ供給。こうすることで、**電力会社から電気を買わずに暮らす「オフグリッド生活」**も可能になります。現在、V2Hシステムは導入コストが約150万円程度かかりますが、中古の電気自動車と合わせても合計350万円前後で導入が可能。自治体によっては補助金の支給対象にもなっているため、山梨への移住や新築を検討中の方はチェックしておく価値があります。
バッテリーより“車”が賢い投資
蓄電池の導入を考えている方も多いですが、実は車の方がコスパがいいという見方も。
蓄電池は1台70万円前後で容量も小さめですが、電気自動車なら「移動手段」としての役割も果たしつつ、災害時には避難車両にもなります。
しかも、消防法の規制により住宅用バッテリーは18kWh以下に制限されますが、リーフには70kWh以上のバッテリーが搭載されているケースも。1台で多用途に使えるのが電気自動車の大きな魅力です。
スマトチが考える、これからの太陽光の使い方
山梨の住宅会社「スマトチ」では、太陽光パネルやV2Hの活用を含めた“将来のライフスタイル”まで見据えた注文住宅や企画住宅をご提案しています。
売電ではなく、自家消費を前提とした太陽光設計
まとめ
これからの山梨での家づくりでは、「初期費用」だけでなく、「10年後、20年後の暮らし方」まで見通した選択が重要です。
- 災害時にも安心できる電源確保
- 将来的に電気代を削減できる賢い投資
太陽光の売電価格は10年で終了。その後は自家消費がカギ
リーフ+V2Hの組み合わせで、オフグリッド生活も可能に
災害時の備えとしても電気自動車は非常に有効
スマトチでは、未来の暮らしまで設計に取り入れています
山梨で新築・注文住宅・平屋をご検討の方、また移住を考えている方も、電力を自給自足する住まいにご興味があれば、ぜひスマトチまでお気軽にご相談ください!