2025/06/10
第1種換気って本当に必要?後悔しないために知っておきたい通気の話
注文住宅を検討する際、「換気システム」についてどこまで意識されていますか?
最近では、「第1種換気」が高性能住宅の定番として語られていますが、実は導入後に後悔する方も少なくありません。
今回は、山梨の工務店「スマトチ」が、山梨での家づくりを検討している方向けに、「第1種換気 vs 第3種換気」についてわかりやすくご紹介します。
第1種換気とは?実は手間とコストがかかる選択肢
第1種換気は、吸気・排気の両方を機械で行い、室温に近い空気を取り入れる「熱交換型」の換気方式です。
断熱性・気密性に優れた山梨の新築住宅では採用されるケースも多く、「エネルギー効率がいい」「冷暖房費を節約できる」などのメリットが知られています。
しかし、以下のような注意点もあります:
モーター2台稼働のため電気代が高い
フィルターの清掃や交換が複雑で手間がかかる
長期間使用すると、汚れた空気が循環してしまうリスクも
ダクト内にホコリが溜まりやすく、室内の空気が意外ときれいではない
また、全熱交換型のシステムを採用していると、空気と一緒に匂いまで再循環してしまうケースもあり、快適性に影響する場合もあります。
第3種換気は“原点回帰”?シンプルでメンテナンスも簡単
スマトチでは、山梨の企画住宅や注文住宅でも第3種換気を推奨するケースが多くあります。
理由はシンプル。初期コストが抑えられ、メンテナンスが圧倒的に楽だからです。
具体的には…
モーターは1台でOK=電気代も抑えられる
吸気口のフィルターも壁から簡単に交換可能
ダクト内に空気がたまらず、清掃頻度が少なくて済む
山梨のような自然に恵まれたエリアでは、窓を開ける選択肢も快適性を高めます
また、3種換気は家の中を“負圧”に保つため、コンセントや壁の隙間などから空気が壁内に侵入しにくく、カビや結露のリスクも軽減されます。
性能だけじゃない。暮らしやすさとのバランスが大切
高性能住宅を建てる際、多くの住宅会社が「数値の高さ」や「断熱性能の優秀さ」をPRします。
しかし実際に暮らすのはお客様ご自身。毎日使う設備こそ、シンプルでわかりやすく、手入れしやすいことが大切だとスマトチは考えています。
「快適性」という面では、第1種も第3種も実際の住み心地はそこまで変わらないと感じる方も多く、過剰な機能は“宝の持ち腐れ”になることも。
スマトチが考える「ちょうどいい換気」
山梨の住宅会社としてスマトチは、暮らしやすさ・性能・コストのバランスが取れた家づくりを大切にしています。
高性能な設備に頼るのではなく、「適切な設計」と「現実的な運用」を前提に、家全体の快適性をつくっていくことが私たちのポリシーです。
山梨での平屋住宅や新築計画、移住による住み替えなどを検討中の方へ。
家の性能を“数字”だけで判断せず、住まい方やメンテナンスのしやすさにも注目してみてください。
気になる方はぜひ、スマトチのモデルハウス見学や個別相談をご活用ください。あなたの暮らしに合った「ちょうどいい住宅換気」を一緒に考えてみませんか?