2025/04/26
知らないと損!地震保険の仕組みと支払条件、耐震割引を解説

地震保険の基本と活用ポイント
今回は、小倉氏による地震保険に関する重要な説明をもとに、地震保険の基本と活用ポイントについてまとめました。
地震保険の仕組み
小倉氏はまず、地震保険の基本的な仕組みについて解説しました。
地震保険では、火災保険の30%から50%までしか保険金額を設定できない仕組みとなっています。
これは、地震保険制度が政府(国)と民間の保険会社がリスクを分担する形で運営されているためです。
この仕組みにより、甚大な災害発生時にも保険金の支払いが安定して行えるようになっています。
保険が支払われる条件とは?
次に、小倉氏は地震保険が支払われる条件について詳しく説明しました。
支払い対象となるのは、建物の主要構造部分、具体的には柱、梁、基礎、そして屋根の損傷が確認された場合です。
日本損害保険協会の基準では、全損・半損・一部損のいずれかに該当すると判断された場合に保険金が支払われます。
一方、内装や造作壁の損傷のみでは支払対象外となるため、注意が必要です。
地震保険の本当の役割
さらに、小倉氏は地震保険の本質についても触れました。
地震保険は建物を完全に修復するための保険ではなく、地震による被災後の一時的な生活資金を確保するための保険です。
この趣旨により、迅速な生活再建をサポートする役割を担っています。
地震への備え:耐震等級と制震装置
最後に、小倉氏は地震への備えとして、耐震等級3の認定を受けることや、制震装置を設置することを推奨しました。
耐震等級3は最高ランクであり、大規模地震にも耐えうる性能が認定されます。
これにより、地震保険料が最大で50%割引されることがあり、経済的負担を軽減する効果も期待できます。
まとめ
地震大国である日本において、地震保険の正しい理解と適切な備えは、安心な暮らしを守るために欠かせない要素です。
この機会に、ぜひご自身の地震保険の契約内容を確認し、耐震診断や耐震補強の検討も含めた総合的な備えを進めてみてはいかがでしょうか。