2025/08/12
トリプルガラス vs ペアガラス、山梨の家づくりに本当に合うのはどっち?

目次
知っておきたい「ガラスの性能差」はここ!
「トリプルガラスとペアガラスって、ガラスの枚数の違いだけでしょ?」
そんなふうに思っている方、実は少なくありません。でも、注目すべきポイントは**ガラスの枚数**ではなく、その間にある**空気層の数**なんです。
空気層は、ガラスとガラスの間にある断熱の役割を持つスペース。トリプルガラスならこの空気層が**2つ**、ペアガラスなら**1つ**。
この空気層の多さが、窓の断熱性能や防音性能を大きく左右します。
たとえば、空気層が2つあるトリプルガラスは、断熱性能が高く、数値で言うと**0.9W/㎡K以下**を実現することも。これは、室内の暖かさを保つのに非常に有効です。
断熱性能は“住む場所”で変わる
じゃあトリプルガラスの方が断然いいのか?というと、そうとも限りません。
実は、**地域や立地環境**によって適したサッシの種類は変わってきます。
たとえば山梨のように、寒暖差がある地域では断熱性能が高い方が快適に過ごせます。特に**標高の高いエリアや冬が冷え込む地域**では、トリプルガラスの効果が大きいでしょう。
一方で、平地で比較的温暖な地域や、コストを重視したい方には**ペアガラス**でも十分。
また、日射を積極的に取り入れる**パッシブ設計**には、ペアガラスの方が有利な場合もあります。
山梨で注文住宅を建てるなら、自分の土地がどんな気候条件かも踏まえて、サッシを選ぶのが賢い選択です。
トリプルガラスのデメリットは「価格」と「重さ」
性能だけ見ればトリプルガラスが優秀ですが、実は**価格と重さ**という大きなデメリットもあります。
まず価格。表面上は大差ないように見えても、実際の仕入れ価格や施工コストはトリプルの方が高め。その分、家全体の予算を圧迫しがちです。
そして重さ。ガラスが3枚になる分、**施工やメンテナンスの手間**も増えますし、破損時の交換費用も高額になる傾向があります。
山梨での新築計画でコストを抑えたい方には、あえてペアガラスを選び、\*\*外付けの庇(ひさし)\*\*や日よけなどで工夫する方法もあります。
防音や騒音対策なら、トリプルガラス一択!
もう一つ大きな違いは**防音性**です。線路沿いや幹線道路の近く、あるいは演習場が近い地域など、「音が気になる場所」で暮らすなら、トリプルガラスがおすすめ。
空気層が多い分、**音の侵入をしっかり抑えてくれる**ため、静かな室内環境を手に入れることができます。
山梨の住宅会社の中には、こうした立地特性に合わせてサッシを使い分けているところもあります。地域に合った提案ができるかどうかも、住宅会社選びのポイントになります。
最後に:サッシは“性能”と“予算”と“暮らし方”で選ぼう
結論としては、トリプルとペア、どちらが「正解」ということはありません。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、**住む地域、家族構成、予算、暮らし方**に合わせてバランスよく選ぶのが大事です。
私たちスマトチでは、山梨の気候と土地に詳しいスタッフが、それぞれのご家族に合ったサッシをご提案しています。
断熱や防音などの機能だけでなく、**トータルの快適さとコストのバランスを大事にした家づくり**を目指しています。
「断熱性や防音性を高めたいけど、予算も気になる…」
そんな方は、ぜひ一度スマトチにご相談ください。
山梨での注文住宅、企画住宅、平屋、移住を含む家づくりについて、お客様の理想とご予算に合わせて、最適なご提案をいたします。









