理想の家づくりには住宅ローンを利用する方がほとんどです。借入れできる金額は収入によるため、「自分の年収だと、どれくらい住宅ローンが借りられるんだろう?」と具体的にイメージできない人も多いはずです。
本記事では日本の平均年収である「年収400万円」の方に向けて、住宅ローンの理想金額や上限額まで借りるデメリット、住宅ローン返済をスムーズにするコツについて解説していきます。
長く快適に住み続けられる家づくりがしたいなら、あらかじめ年収をベースに住宅ローンの借入額を理解しておくことが大切です。家を建てた後に「ローンを返せなくなりそう…」と悩まないためにも、本記事の知識を参考にされてください。
本記事では日本の平均年収である「年収400万円」の方に向けて、住宅ローンの理想金額や上限額まで借りるデメリット、住宅ローン返済をスムーズにするコツについて解説していきます。
長く快適に住み続けられる家づくりがしたいなら、あらかじめ年収をベースに住宅ローンの借入額を理解しておくことが大切です。家を建てた後に「ローンを返せなくなりそう…」と悩まないためにも、本記事の知識を参考にされてください。
日本人の平均年収はおよそ400万円であることが「国税庁」の調査から分かっています。もしこの年収で住宅ローンを借りるなら、その理想金額が2200万円であると覚えてください。その理由は次のとおりです。
年収400万円の人の手取り金額は
約312万円(月額手取り26万円)
理想的な返済は手取り収入の25%以内
以上の2点から、26万円×25%=6.5万円 / 月に抑えられれば無理のないローン返済が可能であることがわかります。つまり2200万円借入するなら、約28年間でローン返済ができる計算となります。
実は金融機関の審査の観点でいえば、年収400万円の方なら最大で4000万円程度まで借り入れできる場合があります。
しかし、月々の返済金額を先述のものと同じで計算すると返済期間は約51年間になり、これは現実的ではありません。したがってスムーズな返済をお考えなら、やはり2200万円の借入をメドにすることが重要になるわけです。
実は金融機関の審査の観点でいえば、年収400万円の方なら最大で4000万円程度まで借り入れできる場合があります。
しかし、月々の返済金額を先述のものと同じで計算すると返済期間は約51年間になり、これは現実的ではありません。したがってスムーズな返済をお考えなら、やはり2200万円の借入をメドにすることが重要になるわけです。
年収400万円の方は最大4000万円程度まで住宅ローンの借入が可能です。しかしこれには多くのデメリットがあることを理解しておきましょう。
ここでは特に問題となるデメリットを3つ解説していきます。
① 生活資金が減ってしまう
② 急な出費に対応できない
③ 金利が上がる可能性もある
①生活資金が減ってしまう
住宅ローンを借りすぎると、毎月の支払い額が大きくなったり支払い年数が長くなったりします。借りるときは支払い額の増加に対応できると考えていても、次のような理由でいつ生活資金が変化するかわかりません。
年収400万高齢になることに伴う年収減
子供が増えて生活費が増加する
将来どのように生活が変化するかは誰にも予想できません。そのため、借入額はなるべく抑えておくことをオススメします。借入額を増やせば増やすほど、生活資金の変化に対応しづらくなると覚えてください。
②急な出費に対応できない
住宅ローンの借入額を増やすと、生活資金が圧迫されます。その結果、貯金が十分にできなくなり、急な出費に対応できなくなるかもしれません。中でも次のような場合には大ダメージを受けてしまいます。
自動車の購入
病気やケガによる入院
事故などのトラブルによる支払い
何事も、もしものトラブルを考慮して動くことをオススメします。毎月のローン返済で貯金できない状況を作るのではなく、返済と一緒に貯蓄も行えるようなローン返済計画を立てていきましょう。
③金利が上がる可能性もある
住宅ローンは数十年という長期返済が必要です。そして住宅ローンの返済は借りた金額に加えて金利の支払いが発生します。金利は意外と負担になりやすく、借入額が大きければ大きいほど、金利にかかるお金も増えていくのが特徴です。また金利は、次に示す3種類が関わってきます。その中でも下2つは、金利が変動するので想定よりも高額の金利支払いが出る可能性もあるのです。
変動金利
固定期間選択型金利
全期間固定金利
2022年現在のような低金利の時期は問題ありません。しかし過去には高金利の時代がやってきた実績もあるので、将来も金利変動が起こる可能性もあるでしょう。このことから、金利の変動がない全期間固定金利型を選ぶか、住宅ローン借入額を抑えておくことをオススメします。
住宅ローンで高額の借り入れをすることに不安を感じている人もいるでしょう。「ローンを返済できないかも…」と考えてしまうかもしれません。返済をスムーズにするコツを覚えておけば、安定した返済が可能です。そこで最後に、返済をスムーズ化するコツを3つ紹介します。
頭金を用意しておく
住宅ローン控除の活用
夫婦合算の住宅ローンを組む
①頭金を用意しておく
住宅ローンを組むなら、事前に頭金を準備することをオススメします。頭金とは、家づくりにかかる費用において住宅ローンの借り入れ以外に現金でまとまったお金を先に支払うことであり、次のような魅力があります。
借入額を抑えられる
ローン返済の金利の支払い額が減る
たとえば500万円の頭金が用意できれば、2200万円の借り入れを1700万円に抑えられます。借りる金額が少なくなれば支払う金利総額も低くなり、返済期間も短くなります。頭金を準備するには、あらかじめ貯蓄が必要となります。もちろん貯蓄を増やすのは大変ですが、将来かかるプラスアルファの支払いが大きく抑えられるので、準備するメリットは絶大です。
②住宅ローン控除の活用
税金控除の制度を知らない方は、ぜひ住宅ローン控除を覚えてください。住宅ローン控除とは、ローン残高に対して所得税が戻ってくる制度のことであり、次のような特徴を持っています。
ローン返済の0.7%が控除される
最大13年間利用できる
また住宅ローン控除制度をある程度把握している人の中でも、2022年4月から新制度に改正されたことを知らない人もいるかもしれません。現行制度から次のように変化したのでチェックしておきましょう。詳しくは住宅会社の担当者に確認してください。
現行制度(2022年3月まで) | 新制度(2022年4月から) | |
制度適用期限 | 2021年末 | 2025年末 |
所得上限 | 3,000万円 | 2,000万円 |
控除率 | 1.0% | 0.7% |
減税期間 | 新築:原則10年 / 中古:10年 | 新築:原則13年 / 中古:10年 |
出典:国土交通省「住宅ローン減税」
③夫婦合算の住宅ローンを組む
お得に住宅ローンを組みたいなら、夫婦合算の住宅ローンがオススメです。これは夫婦それぞれでローン返済を行うというものであり、次のような利点があります。
夫婦の収入を合計した金額でローン申請が
できるため審査に通りやすい
住宅ローン控除を2人分に分けられる
従来のひとりでのローン返済の場合、控除額が小さくなってしまうこともあります。一方、夫婦で合算して支払えば、控除額を増やしてローン支払いをお得にすることも可能です。
住宅の平均建坪数から見ると、山梨県では比較的余裕のある家づくりが可能であることがわかりました。生活シーンに応じ、ライフスタイルや趣味を含めた多様な家づくりに対応できるので、ぜひ理想を実現するために山梨県で土地を探してみてください。
もし自分たちで家づくりにかかる住宅ローンの検討が難しいと感じたら、注文住宅のプロである弊社「スマトチ」にご相談ください。住宅建築に合わせ、無理のない返済プラン、返済に役立つ制度情報などご相談者様のお悩みを解決するご提案を行います。