2026/10/10
共働き夫婦の家づくりは何を優先する?山梨の注文住宅で考えたい家事と時間の設計

仕事に行って、帰宅したら夕食の準備。洗濯や掃除をして、子どものお迎えや翌日の準備もする。
共働きの家庭では、毎日の生活に追われて「もう少し時間に余裕があればいいのに」と感じることもあるのではないでしょうか。
そんな毎日の負担を軽くするために、家づくりで考えておきたいのが「家事と時間の設計」です。
注文住宅というと、広いリビングやおしゃれなキッチン、収納の多さなどに目が向きがちです。しかし、実際の暮らしやすさを左右するのは、家の広さや設備だけではありません。
洗濯をどこでして、どこに干し、どこにしまうのか。帰宅してから、手洗いや着替え、夕食の準備をどのような順番で進めるのか。
毎日の動きを考えて間取りをつくることで、家事の負担を減らし、家族と過ごす時間を増やせる可能性があります。
今回は、山梨で注文住宅を建てる共働き夫婦に向けて、家づくりで優先したいポイントをご紹介します。
目次
共働き夫婦の家づくりは「時間」から考える
家づくりでは、まず必要な部屋数や広さを考えることが多いかもしれません。
しかし、共働きの家庭なら、最初に「毎日の生活にどれくらい時間がかかっているか」を整理してみるのがおすすめです。
例えば、次のような場面です。
・朝、家族が出かけるまでの準備
・帰宅後の手洗いや着替え
・夕食の準備と片付け
・洗濯物を干す、取り込む、たたむ作業
・掃除や日用品の補充
・子どもの宿題や翌日の準備
・休日にまとめて行う家事
こうした日常の動きを書き出してみると、家の中で何度も移動していることや、使いにくい場所が見えてくることがあります。
例えば、洗濯機から遠い場所に物干しスペースがある、帰宅後に上着やバッグを置く場所がない、キッチンから洗面所までの移動が長いといった問題です。
新しい家では、こうした小さな不便を減らすことが、暮らしやすさにつながります。
「どんな設備を付けるか」だけではなく、「毎日の時間をどう使いたいか」から考えてみましょう。
洗濯動線を整えると毎日の家事が変わる
共働き夫婦の家づくりで、特に考えておきたいのが洗濯動線です。
洗濯は、洗うだけで終わる家事ではありません。干す、取り込む、たたむ、収納するという作業が続きます。
それぞれの場所が離れていると、何度も移動することになり、負担が大きくなりがちです。
そこで考えたいのが、洗濯に関わる場所をできるだけ近くにまとめることです。
例えば、
・洗濯機の近くに室内干しスペースを設ける
・乾燥機を活用して干す作業を減らす
・乾いた衣類をたたむカウンターを設ける
・ファミリークローゼットを近くに配置する
・タオルや下着を洗面脱衣室に収納する
といった工夫があります。
すべてを取り入れる必要はありません。家族の人数や洗濯の頻度、使いたい家電に合わせて考えることが大切です。
また、山梨で暮らすなら、天候や季節によって洗濯物の干し方を変えられるようにしておくと便利です。外干しだけに頼らず、室内干しや乾燥機も組み合わせられると、忙しい日でも洗濯を進めやすくなります。
キッチンは「料理のしやすさ」だけで決めない
キッチンを選ぶときは、デザインや収納量、設備の機能に注目しがちです。
もちろん、使いやすいキッチンを選ぶことは重要です。しかし、共働き夫婦の場合は、料理の前後も含めて考えることがポイントになります。
例えば、買い物から帰ってきたとき、食材をすぐに冷蔵庫やパントリーへしまえるか。
料理をしながら洗濯機を回したり、子どもの様子を確認したりできるか。
食事の後、食器を片付けやすいか。
こうした動きをイメージしておくと、キッチンの配置や収納計画を考えやすくなります。
パントリーを設ける場合も、単に広さを確保するだけでなく、買い置きの食品や日用品をどこに置くのかを決めておくと便利です。
また、キッチンから洗面脱衣室やリビングへの移動がしやすい間取りなら、複数の家事を進めるときにも動きやすくなります。
家事動線は短ければ必ず正解というわけではありません。家族がどのように動くのかを考え、自分たちに合った配置を選びましょう。
帰宅後の動きを考えた間取りにする
仕事から帰ってきた後は、家事や育児が集中しやすい時間帯です。
帰宅して、荷物を置いて、手を洗い、着替えて、夕食の準備を始める。子どもの荷物を片付けたり、翌日の準備をしたりする家庭もあるでしょう。
この一連の動きがスムーズになるように、帰宅後の動線を考えてみましょう。
例えば、
・玄関の近くにコートやバッグの収納を設ける
・帰宅後すぐに手を洗える位置に洗面台を配置する
・子どものランドセルや学校用品の定位置をつくる
・買い物した荷物をキッチンへ運びやすくする
・洗濯物を脱衣室から収納場所へ運びやすくする
といった工夫です。
収納は、空いている場所にまとめてつくるだけでは十分とはいえません。使う場所の近くに収納を設けることで、片付ける手間を減らしやすくなります。
家族それぞれが自然と片付けられる仕組みをつくることも、忙しい毎日を支える家づくりのポイントです。
収納は「量」より「使う場所」が大切
新築住宅では、収納をできるだけ多く確保したいと考える人も多いでしょう。
しかし、収納が多くても、使う場所から遠ければ片付けが面倒になってしまうことがあります。
大切なのは、何をどこで使うのかを考え、その近くに収納を設けることです。
例えば、
・玄関には靴や外出用品
・キッチンには食品や調理器具
・洗面脱衣室にはタオルや日用品
・リビングには家族で使う小物
・子どもが使う場所には学用品やおもちゃ
というように、使う場所に合わせて収納を計画します。
また、共働きの家庭では、毎日きれいに片付けることを前提にしすぎないことも大切です。
一時的に荷物を置ける場所や、日用品をまとめてしまえる収納があると、忙しいときにも家の中を整えやすくなります。
家事を分担しやすい家にする
共働き夫婦の家づくりでは、家事を一人で抱え込まないための工夫も考えておきたいところです。
例えば、家族全員が使う物の収納場所を分かりやすくする、ゴミをまとめる場所を決める、洗濯物を各自で片付けやすい収納にするなどです。
収納場所や家事の手順が分かりやすければ、家族の誰もが家事に参加しやすくなります。
また、キッチンや洗面所など、複数の人が同時に使う場所では、動線が重なりすぎないようにすることもポイントです。
朝の身支度で洗面台が混雑する家庭なら、洗面スペースの広さや配置、収納の使い方を検討してみましょう。
家事を分担しやすい家は、単に作業を効率化するだけでなく、家族全員が暮らしに参加しやすい家でもあります。
山梨の暮らしに合わせて駐車場と玄関を考える
山梨で家を建てる場合、車で通勤したり、買い物や子どもの送迎に車を使ったりする家庭も多いでしょう。
そのため、駐車場から玄関までの動線も重要です。
雨の日に荷物を持って移動しやすいか。買い物した物をキッチンまで運びやすいか。子どもが安全に乗り降りできるか。
こうした日常の場面をイメージしておくと、駐車場の配置や玄関の位置を考えやすくなります。
また、車を複数台所有する予定がある場合は、駐車スペースの台数だけでなく、車の出し入れのしやすさも確認しておきましょう。
土地選びの段階から駐車場と建物の配置を一緒に考えておくと、住み始めてからの不便を減らしやすくなります。
家事の時間を減らして、家族の時間を増やす
家事動線を整える目的は、家事を早く終わらせることだけではありません。
家事にかかる時間や負担を減らすことで、家族と過ごす時間や自分の時間を確保しやすくすることです。
例えば、洗濯物を移動させる手間が減れば、子どもと遊ぶ時間が少し増えるかもしれません。
キッチンの片付けがしやすくなれば、夕食後に家族でゆっくり過ごせるかもしれません。
収納が使いやすくなれば、休日にまとめて片付ける時間を減らせる可能性もあります。
家づくりでは、部屋の広さや設備の豪華さだけではなく、そこで過ごす時間にも目を向けてみましょう。
家事をラクにする設備は本当に必要?
家事の負担を減らすために、便利な設備を取り入れる方法もあります。
例えば、食器洗い乾燥機、衣類乾燥機、浴室乾燥機、ロボット掃除機などです。
ただし、便利そうだからという理由だけで、すべてを導入する必要はありません。
考えたいのは、現在どの家事に時間がかかっているのか、どの作業を減らしたいのかということです。
洗濯物を干す時間が負担なら、乾燥機の導入を検討する。
食器洗いに時間がかかるなら、食器洗い乾燥機が役立つかもしれません。
掃除の時間を減らしたいなら、床の段差や家具の配置も含めて考えることができます。
設備には導入費用や電気代、メンテナンス費用もかかります。家族の生活スタイルに合っているかを確認し、必要なものから優先して選ぶことが大切です。
住宅性能も、毎日の暮らしやすさにつながる
共働き夫婦の家づくりでは、間取りや家事動線だけでなく、住宅性能にも目を向けておきましょう。
例えば、断熱性能や気密性能が十分に考えられた家は、室内の温度を安定させやすく、冷暖房を使う季節も快適に過ごしやすくなります。
山梨は地域によって気候が異なり、夏の暑さや冬の冷え込みへの対策が必要です。
毎日忙しく過ごす家庭だからこそ、家に帰ったときに快適に過ごせる環境は大切です。
また、掃除のしやすい床材や手入れしやすい設備なども、日々の負担を減らす工夫のひとつです。
建築費だけでなく、住み始めてからの光熱費やメンテナンスも含めて考えることで、長く暮らしやすい住まいを目指せます。
最初から完璧な家を目指さなくてもいい
家づくりでは、理想を詰め込もうとすると、予算が膨らんだり、何を優先すべきか分からなくなったりすることがあります。
そんなときは、毎日の暮らしで特に困っていることから考えてみましょう。
「洗濯に時間がかかる」
「朝の準備が慌ただしい」
「片付けてもすぐに散らかる」
「帰宅後に家事が集中する」
こうした悩みを整理し、解決につながる間取りや設備を優先していきます。
すべての希望を叶えることよりも、家族にとって本当に必要なことを見極めることが大切です。
家を建てる前に、夫婦で現在の生活を振り返り、家づくりで改善したいことを話し合ってみてはいかがでしょうか。
10年後の暮らしも考えておく
子どもの成長や働き方の変化によって、必要な部屋や家事の方法は変わっていきます。
今は子どもの送迎や学校用品の収納が重要でも、将来は在宅ワークのスペースや夫婦の趣味の場所が必要になるかもしれません。
そのため、用途を固定しすぎず、将来的に別の使い方ができるスペースをつくることも選択肢です。
また、家族の人数が変わっても使いやすい収納や、年齢を重ねても移動しやすい動線など、長期的な視点も大切です。
今の家族に合った家であることと、将来も暮らしやすい家であること。その両方を考えておくと、長く愛着を持って住める家につながります。
共働き夫婦の家づくりで優先したいポイント
山梨で注文住宅を建てる共働き夫婦は、次のポイントを整理してみましょう。
・毎日の家事で負担に感じていることを洗い出す
・洗濯、料理、片付けの動線を考える
・帰宅後の身支度や荷物の収納場所を決める
・使う場所の近くに収納を設ける
・家族が家事を分担しやすい間取りにする
・駐車場から玄関、キッチンまでの動線を考える
・本当に必要な家事ラク設備を選ぶ
・山梨の気候に合わせた住宅性能を検討する
・家族の成長や働き方の変化も想定する
・家の広さだけでなく、暮らしの時間を大切にする
大切なのは、流行の間取りをそのまま取り入れることではありません。自分たちの生活に合った工夫を選ぶことです。
スマトチと考える、忙しい毎日を支える家づくり
スマトチでは、山梨で家を建てたい方に向けて、建物のデザインだけではなく、土地や間取り、日々の暮らし方まで考えた家づくりを大切にしています。
共働きで忙しいご夫婦なら、家事動線や収納、帰宅後の流れを整理することで、毎日の生活が変わる可能性があります。
「家事の時間を少しでも減らしたい」
「子どもと過ごす時間を増やしたい」
「仕事と家庭を両立しやすい家にしたい」
「山梨で、ゆとりのある暮らしを実現したい」
そんな希望がある方は、まず現在の暮らしで困っていることや、新しい家で実現したいことを整理してみてください。
家づくりは、単に建物をつくることではありません。
毎日の時間をどう使い、家族とどんな暮らしを送りたいかを考えることでもあります。
忙しい毎日だからこそ、家にいる時間が少しでも快適で、家族と過ごす時間を大切にできる住まいを考えてみませんか。









